千葉・栄町デリヘルの電話番という仕事を経験してみた

千葉・栄町デリヘルで働き始めた中年男性の必死な職場

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栄町のデリヘルで自分が働くとは思っていなかった

潰れた会社の元同僚の紹介により、栄町のデリヘルの電話番として働くようになった僕。
その潰れた会社では風俗関係の情報誌の編集をしていた僕にとって栄町でも「デリヘル」とはよく知っているフィールドだと思っていた。しかしそれはただの勘違い。まさに“知ってたつもり”であり思い込みも甚だしいともいえる。実際、店を運営する側の一スタッフとして働いていてみると、編集者としてお店や女のコを取材していたものはほんの表面、それもさらに上っ面だったと気づかされることの連続であった。

デリヘル店の電話番といっても単に「電話でご案内する」だけじゃない。それどころか栄町ではアルバイトとはいえデリヘル店の経営を維持するためにかなり大きな責任を負っているという自覚を感じざるを得ない。なぜならデリ嬢のように対面接客ではない以上、電話越しの僕たちの対応や言葉の一つ一つがお客さんの店選びの判断材料になり得るからだ。かなり重要な判断基準にもなるため、適当なデマカセや自分の想像での話なんて口にすることはできない。
お客さんが最初に店と接点を持つ電話番の対応が不味ければ、それだけでビジネスチャンスを不意にすることになる。仮にお客さんとして利用してもらっても、不味い対応についてお客さんからデリ嬢を通して「お客様からのありがたいご意見」という形でオーナーに伝わってしまう可能性もある。店のオーナー同様、デリ嬢にとっても客の入りに影響を与える電話番の良し悪しは、彼女たちの生活を左右する死活問題なのだ。こうなるとオーナーも小さな問題であっても無視は絶対にできない。厳重注意で済めばラッキー、悪くすると“クビ”になる可能性だって低くはない。電話番といっても楽ではないのである。

よくこのあと「といっても電話番でも良いことがある」、そう展開するんだろ?と思っている人がいるかもしれない。だが正直栄町で僕が働いていたデリヘル店で電話番をしてて誰もが頷けるほどの納得できる“役得”として美味しい目にあったことは…ほぼない。というか悲しことに全然ない(笑)
一度オーナーから「自分の働く店がどんなサービスをしているか一回客として入ってこい」と無料で体験させてもらったことがあるがこれも同僚でもあるデリ嬢とプレイをする気恥ずかしさ、いや気まずさといったら、とても“役得”と言い難い。まぁそう言いつつ“やることはやった”のだが…。
多くの客としてデリ嬢との旨味がどのほどなのかを知っている人からは羨ましがられるが、現状として全くもって「美味しい」ことなんて何一つないのだ。

しかし栄町のデリヘル店の電話番をしたことをこれまで一度も後悔したことはない。それどころか電話番を経験したことで「もしまた失業したら電話番をさせてもらえないかな」と密かに思っている。そのくらい電話番の生活は悪くない記憶として残っている。
特に千葉市内で遊びたければ中心地でかねてから風俗街として知名度の高いエリアがやはり面白いと思います。電話番をしていた店を含め、裏側の話をするのならばかなり営業努力を地道にしているところも多くそれが結果として集客の多さや売り上げにつながってくる。売り上げの良い店は広告も金に糸目をつけずにバンバンと打ち出すので、大手のサイトや複数のポータルサイトなどに掲載している店はそれだけ見込みがあると言えるのです。
期待のルーキーならば栄町のデリヘルの優良店ばかりが集結して掲載されているところなんかを見てみると良いですね。そしてしっかりと情報の更新をしている店がより好感が持てるはずです。

栄町でも店舗を構える風俗店と違い、客の希望場所へとコンパニオンを派遣するタイプのデリヘルという業種では店のオーナーの他にもいろいろな従業員が働いています。
まず実際にヘルスサービスを提供するための女性コンパニオンがいることは第一にお分りいただけるかもしれない。店の商品ともなる彼女たちは少ないよりも大人数いた方がお店が潤うのですが、このような性風俗の業界には時たま利益を生まない女性もいたりするので絶対に人数が多ければそれで良し、というわけではないのです。また、入れ替わりが激しい業界ですのでいつでも求人は募集の状態ではあるのですが、来るもの拒まずではないというところはこういった事からなのですね。よく100%の採用率!なんて謳っている店なんかもありますが、本当にそれでは実際の所人気の店としては成り立たないということになるのです。

それから利用者からの予約を受けるための僕がやっていたような電話番。すべてのお客さんの窓口ともなるので時には変な人(笑)や営業電話だってかかってきます。というより奇人変人が当たり前のように「そんなこと言われても…」というような内容の問い合わせがバンバンきます。他店の対応の悪さや悪口のはけ口として使われることなんてこともありましたね、なぜかこちらまで悪いような気がしてきて「すみません」とひたすら謝っていたこともありますw
他にも送迎ドライバーというこれまた重要な役があります。公共の交通機関を利用して事務所近くまでくる女の子の迎えや終電がない深夜帯には自宅までの送迎なんてことも珍しくはありません。もちろんお客さんの希望するところまで女の子派遣するのも彼らの仕事。まさか女の子を乗せたままドリフトをかますような暴走野郎では務まりませんので、安全かつスピーディーな運転技術が必要とされます。当然、商業圏内の地理や交通事情にも詳しくなければなりませんので、カーナビを見ながらの運転なんて人には務まりません。新人さんであれば多少融通は効くかもしれませんが、毎回のように渋滞に巻き込まれるような道を選んで送迎するような甘ちゃんではダメなんですね。

また栄町のデリヘル業界では駅前に立って客を呼び込むなんてことはしません。そこで一番集客に左右されるのがインターネットの広告なのです。大きな店舗になると専属のウェブ担当者が居たりして、お店のホームページや情報サイトへの掲載、メルマガの発行、場合によってはSNSなどの呼びかけなどもやっているのです。常に新しい情報を発信し、更新頻度をあげていかにお客さんの目に触れるようにするかということで此方もかなり重要な役割を担っているのです。店のホームページのデザインなど見た目でもお客さんは判断基準とすることも多いので、ウェブデザイナーの腕の見せ所でもあるんです。
他にも専属のカメラマンがいたりする大きな店舗もあります。女の子の写真も素人が小さなデジカメで撮るのと、プロがしっかりと機材を入れた状態で撮影するのとではかなり集客にも差がでてくるもの。力が入るのも当然なのです。加えて撮影用のスタジオを完備している店もありますね。待機所のある建物の一室を改造しているなんてことは多いようです。特に大掛かりなセットでなくても、生活感の出ないような配慮があれば見違えるほど綺麗に写真映えするものです。特に白っぽい背景は、女性をより引き立たせるようです。

このように栄町では一口にデリヘルの店舗とは言っても実際にサービスを提供する以外の仕事も意外と多いのです。都心部ではこうしてそれぞれに担当がいて規模も大きく広がっているのですが、地方に行くとオーナーさんが一人ですべてを賄っているなんてこともあるようです。それぞれの経営戦略などもあるようですが、覗いてみると非常に面白いところかもしれませんね。

公開日:
最終更新日:2016/11/12